エルフィスの誕生日(制定)記念絵。
はっきりした日付を決めたのは今年(2009年)なんですが、以前からエルフィスの誕生日はこの時期にしようと決めていました。
ザルツの誕生日が『魔の夜』(冬至の夜・一年で最も夜が長い日)なので、それと対になる光に最も溢れる日、夏至です。
日本だと梅雨ど真ん中で光より雨のイメージですけど(苦笑)。
下調べが足りなくて申し訳ないのですが、北欧のこの時期のお天気はどうなのでしょうか。梅雨でないことだけは確かですが。
だが、晴れていたら晴れていたで、強い直射日光はアルビノのエルフィスにとって害になるもの。光(el)の子なのに、矛盾というか難儀というか…。
後ろでもっこもこしているのは紫陽花です。紫陽花ですったら紫陽花です。
花弁も描き込みたかったのですが、エルの持ってるガクアジサイだけで力尽きてしまいました。なんかそんなんばっかりですね私。
紫陽花はうつろうもののイメージですよね。土壌のpHによって色を変えるその性質からどうしてもそうなるのでしょう。けれど、色の変わらない真っ白な紫陽花もありますよね。
エルフィスは、『中間』に立っています。赤と青が混じり合うその境界線上。どちらでもあり、どちらでもない。
(以下ネタバレ)
エルフィスは女性と男性の中間を意識して描いています。私の絵柄だと、全体的に女性っぽい子が多いのですが、彼に関してだけは意図的です。
エルフィスのことは『彼』とこれまでずっと書いていますが、実は彼は中性です。『どちらでもある』両性具有というより、『どちらでもない』半陰陽。
天使のように麗しい、異常だらけの体。
そう生まれたのはもちろんエルフィスのせいではありませんが、マウジー家の業ではあります。