【悪役(敵役)オリキャラを裁く40の尋問 ザルツ編】
※12月3日時点で、問題にならない程度のネタバレ情報を含みます。

それでは開廷。

「――まずはあなたのことをお聞かせください。
1 あなたのお名前を教えてください。」

ザルツとお呼びください。
観月「こら被告、偽証はやめなさい」
…仕方がありませんね、サービスですよ。
本名はシン=ゴンドゥールです。
観月「あ、ツッコミが居ないとマトモに進みそうにないので、要所要所でしゃしゃり出させていただきます。申し訳ない。」

「2 あなたを作った人(作者)の名前と、出演作品のタイトルを教えてください。」
親は『観月伽耶』、出演作品は『あした、わらえるように』のほとんどの作品になります。
お勧めを挙げるなら『暗黒の扉』『Darkness』『魔術師の気まぐれ』『変調』『接触』『異能の代価』ですね。

「3 生年月日と年齢、血液型をお願いします。」
生年…は西暦だと何年になるんでしたっけかね。
誕生日は12月13日。事情があって推定ですけどね。
年齢は外見年齢が25歳…もう少し若く見られてしまうこともありますが。実年齢はもう不詳ですね。中世頃の生まれなので、少なくとも500年以上は生きてます。

「4 出身地、国籍、現住所はどこですか。」
出身地は今の地図だとスウェーデンあたりになりますね。
しかし、スウェーデン人というよりは、オラシオンヘルムの民、というつもりでいます。
現在は主に冥界と日本を行ったり来たりです。良いですね日本…気候は穏やかですし。平和ですし。責任も充分問われず自由好き放題ですし。

「5 職業は何ですか。」
クラスは魔術師。ルーンを基礎に、黒・白・召喚です。
職業は、フリーランスのマフィア…と言うのが一番正確でしょうか。
後は、手のかかる友人達の主治医役なんてものになってしまってますよ。やれやれ。

「――では次に、あなたの犯した罪についてお尋ねします。
6 あなたが悪(敵)役と呼ばれる理由となった罪状は何か、お分かりですか。」

そうそう、いきなり呼ばれましたけど何の罪を裁く法廷なんです?
ざっと挙げれば、殺人、死体損壊、死体遺棄、医師法違反、薬事法違反、麻薬取締法違反、覚醒剤取締法違反、銃刀法違反、傷害、器物損壊…あたりですけど。あとは、禁忌を犯して不老不死になったことも足しておきますか?
観月「あ〜、作中出てきたのと出てきそうなのはその辺か…思えばずいぶん…まぁでも一つ一つの法に反する罪を裁くというよりか、それらひっくるめて『道徳、社会上の悪』であることだと思うよ」
梁山泊のいうところのようなものですか…把握しました。

「7 まず、あなたは自分の行いを悪いと思っていますか。それとも、正しいと思っていますか。」
おや。そもそも、悪の対義語は善であって、正しいではありませんよ?正しいの対義語なら間違いです。あなたは善と正しさは同義語だと思っているのですか?
観月「はいはいはい、詭弁マイステージに持ち込むの禁止。裁判官さんを困らせるんじゃありません」
(くすくす)…善くはありませんね。しかし間違っているとは思いません。

「8 あなたは自分のことをどんな人物だと思っていますか。」
他人からは狐だの狗だの猫だのと評されますが、私ほど正しく人間らしい人間はいないと思いますよ?

「9 あなたが今回の罪を犯した直接の動機はなんですか。」
どの?
観月「個別でなく、全体的な犯行理由というか行動理念ということじゃないかな」
では、より高みに至る知の探求、それに必要な力と経費を得ること、望みを叶えることだと言っておきましょう。

「10 いつからその罪を犯すことを思い立ちましたか。」
25歳…いやもっと前ですね。ずいぶんとやんちゃしてましたし、10代前半でしょうか。
観月「アレをやんちゃですませる気か君は;」

「11 あなたがその罪を犯す上で、役に立った技能や知識がありますか。」
魔術と魔力、銃火気の取り扱い、医学に薬学、策略。そういったものがなかったらここまで生き延びてはいないでしょうね。
あとは、諸刃の剣ですが毒物耐性。大いに女神の気まぐれに左右されますが強運といったところでしょうか。

「12 あると答えた場合・それは罪を犯すために習得したものですか。」
目的の達成のため…という点からすれば、結果的に『罪』を成すために習得した、ということになるかもしれませんね。方法であると同時に目的である、という部分がありますが。

「13 あなたの子供時代の環境はどうでしたか。」
実の両親からは早々に捨てられ、養父…というより養祖父もわりと早くに亡くなり、第二の養父の元で育ちました。兄弟がいたかどうかは知りようがありませんね。
魔術師が育つにはこの上ない環境を得られていたのですけど…北欧ですからね、自然的にはかなり厳しい環境でした。

「14 あなたの子供時代を振り返ってみて、幸せだったと思いますか。」
…波瀾万丈でしたねぇ…我ながらよく生き延びたものだと思うことが数回あります。
しかし、振り返ってみれば楽しく、恵まれた、幸運な少年・青年時代だったと思います。

「15 あなたの信仰している宗教や、信条などはありますか。」
第一養家はカトリックでしたが、私はその後の北欧古代神、特にノルンを崇める宗派です。
ゆえに座右の銘は『因果応報』『盛衰流転』といったところです。

「16 それは今回の罪にどのように影響していますか。それとも、関係ありませんか。」
私がこの道を進む覚悟の根底にあるものですね。

「17 直接の動機のほかに、あなたの過去に、今回の罪に影響したと思われる出来事が何かありましたか。」
…若き日の大失敗、と言っておきましょう。

「18 あると答えた場合・それがどのように影響したのか、説明してください。」
恥ずかしながら、いまだにそれを取り返せていないんですよ。我が事ながら、未熟さに呆れかえります。

「――それでは、あなたの周囲の人間についてお尋ねします。
19 あなたが罪を犯すことに協力した人が一人でもいますか。」

いますね。

「20 いると答えた場合・その人(達)はあなたのことをどう思っていますか。
21 いると答えた場合・その人(達)のことをあなたはどう思っていますか。」

分けて答えるのが繰り返しになりますのでまとめてお答えしますね。
商売仲間については、一応の信用関係を結んではいますが、互いに隙あらば喉笛を噛みちぎりにいくような間柄です。
不老不死の共犯者は友人です。お互いに信頼していますよ。

「22 いると答えた場合・あなたとその人(達)と、どちらがより悪いと思いますか。」
どっちもどっちですね。

「23 いると答えた場合・それはなぜですか。」
一人の欲望だけでは、取引は成立しないものなのですよ。需要と供給があるからこそ、私たちは根絶やしにならないのです。
不老不死の禁忌を犯したときは、儀式に彼らも必要だったからです。

「24 あなたの行いを、あなたの世界の人々はどう判断するでしょうか。」
今、私がこの場に呼ばれていることが、世界の人々の評価の何よりのあらわれですね。

「25 あなたの行いによって被害を受けた、または受けそうになったのは誰ですか。」
(ひーふーみー…)
観月「それ、いつまでかかる?」
というか無理ですね。乱戦もありましたし、正確な数なんて把握しきれません。

「26 その人たちのことをあなたはどう思っていますか。」
その他大勢の敵なんて、どうとも。(さらり)

「27 その人たちは、あなたのことをどう思っているでしょうか。」
恨んでるでしょうねぇ、当然の権利として。(さらり)
観月「でもどうとも思わないんだ?」
復讐なり断罪なりに来たいなら来なさい、邪魔になるようなら返り討ちます。

「28 あなたには家族、友人、恋人など、大切な人がいますか。」
いますよ。

「29 いると答えた場合・罪を犯したのはその人のためですか、それとも関係ありませんか。」
ためだったり、共犯だったりですね。

「30 いると答えた場合・その人はあなたのことをどう思っているでしょうか。」
お互い信頼しているつもりではありますが…こういう道を選ぶことについては、『しょうのない』と思われていそうですねぇ(苦笑)。

「31 あなたを作った人は、あなたのことをどう思っているでしょうか。」
最・愛!!!』と暑苦しく、親バカ丸出しに叫んでますよ。

「32 あなたを作った人は、あなたを見ている人(読者など)にあなたのことをどう見せようとしているでしょうか。」
より・魅力的にっ!!』とかのたうち回ってますね。理想の海に溺死しかかってます。

「33 あなたは他人から自分が「悪役(敵役)」と呼ばれることについてどう思いますか。」
ご自由に。
その他大勢からの評価なんてどっちでもいいです。

「――最後にもう少し聞かせてほしいことがあります。
34 あなたは罪を償うつもりはありますか。」

それには罪悪感と償う対象が必要ですね。どっちもないものですから。

「35 あなたを作った人は、あなたに何か罰を与えましたか。または、与えると思いますか。」
何かを得る毎に何らかの代償はくらってますねー…等価交換といったところでしょうか。
それ自体は正しくて誠実なことだと思いますが、バランスブレイカーでルール超越のdjさんのところの子を見てるとちょっと不満になります。

「36 あなたになにか罰が与えられるとしたら、罰を受け入れる覚悟はありますか。」
この世は因果応報、それなりの報いは受けることになるでしょう。しかし大人しく受け入れる気はありませんね。抗う覚悟はあります。相手が何でも。

「37 物語がすべて終わったとき、あなたはどうなっていると思いますか。」
さて、それはこれからの努力と成り行き次第ですね。私および作者の。

「38 物語がすべて終わったときにあなたの置かれた状況を勝ち負けで表すとしたら、勝つと思いますか、負けると思いますか。」
勝ちます。

「39 その結果について、あなたは自分自身で満足すると思いますか。」
満足のいかないところで終わりにする気はありませんね。

「40 もう一度問います。あなたは、自分で自分を悪いと思っていますか。それとも、正しいと思っていますか。 」
私を否定したいなら、覚悟を決めてかかってきなさい。惜しみなく受けて立ってさしあげましょう。…できれば、こちらが暇なときにしていただきたいものですが。

これにて閉廷いたします。

配布元:オリキャラ掘り下げ同盟 オリキャラ掘り下げ
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